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九州大学 1987年度
文系数学 第2問

問題

を自然数,を正の定数とする.このとき,

(1) 2つの曲線

によって囲まれる図形の面積を求めよ.

(2) さらに,2つの曲線

によって囲まれる図形をとする.の外部との内部との共通部分の面積を求めよ.

出典:九州大学 1987年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第2問

方針

とおいて、まず2曲線の上下関係と交点を明確にする。交点の 座標は であり、上下の差は なので偶関数として積分できる。第2問では、 に置き換えた図形が横にも縦にも広がることを確認し、求める部分が から を除いた面積であると判断する。相似的な拡大率から面積が に比例することを見る別解も自然である。

解答

(1)

とおく。すると2曲線は である。交点では だから である。よって となる。

区間 では が上側、 が下側である。したがって の面積を とすると である。被積分関数は偶関数なので となる。ここで とおくと、 であるから

である。よって である。

(2)

に置き換えた図形である。したがってその面積を とすると である。

また であるから

である。さらに、同じ に対して下側の曲線 が大きいほど低くなり、上側の曲線 が大きいほど高くなる。したがって である。

よって、 の外部と の内部との共通部分は、 から を除いた部分であり、その面積は である。

別解。 のときの図形を基準にすると、一般の では横方向に 倍、縦方向に 倍される。したがって面積は 倍になる。 の面積は であるから、 の面積は と分かる。同様に 倍なので、差は である。