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九州大学 1985年度
理系数学 第6問

問題

次の(1),(2)に答えよ.

(1) とするとき,座標平面上の点のグラフをかけ.ここででの値はとする.

(2) とする.実数に対してを満たすの個数を求めよ.

出典:九州大学 1985年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第6問

方針

と置いて有理式 に直し、除外点を保った増減・値域から解数を数える。

解答

{(1) と置く。 であるから、 はすべての実数を1回ずつ動く。また である。したがって では

右辺は だけで決まるので、グラフは 軸対称である。 では問題の指定により極限値を取る。上の式で とすれば であるから、点 を通る。

次に特徴を調べる。分母が0になるのは すなわち である。ここでは分子が0でないので、縦の漸近線である。

また では が定義されないため、元の点は存在しない。ただし有理式の極限は であるから、 は穴として描く。零点は分子より である。以上を用いて、 軸対称、漸近線 、穴 、零点 、切片 を持つグラフを描けばよい。

(2)

と置く。 では であり、 だけに対応し、 の2個に対応する。

(1)

より と置けば、方程式は である。ただし に注意する。前者は分母が0になる点、後者は が定義されない点である。

増減を調べる。計算すると である。したがって では、 で増加し、 で減少する。ただし で区間を分ける必要がある。

各区間の値を整理する。 であり、 である。よって での値域は である。

次に では、 である。ただし は含まないので、値域は である。

さらに を考える。 で最大となり、 である。また である。したがってこの区間からは、 で2個の で1個の で1個の で1個の が得られる。

これらを の個数に直す。 の1個、 は2個の を与える。

以上より、求める個数は

である。}