過去問データベース 過去問を探す

京都大学 2024年度
理系数学 第4問

問題

与えられた自然数に対して,自然数からなる数列を次のように定める.

次の問いに答えよ.

(1) がすべて奇数であるような最小の自然数を求めよ.

(2) がすべて奇数であるような最小の自然数を求めよ.

出典:京都大学 2024年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第4問

方針

奇数から次も奇数になる条件を合同式で調べると,が必要十分である。より長く奇数が続く条件は,に含まれる2の因子の個数で管理できる。は奇数)と書くと,奇数が続く間はとなり,で偶数になる。したがってがすべて奇数であるにはが必要十分で,最小値はのときである。

解答

まず,奇数に対して次の項も奇数になる条件を調べる。が奇数のとき である。これが奇数であるためには であればよい。これは と同値であり,より である。

長く奇数が続く条件を一般化する。自然数 と書く。ただしは奇数,である。この形ならは奇数である。奇数の項が続く限り, なので,帰納的に となる。実際,からへは である。

この式から,ではは奇数であり,では となって偶数である。したがって,がすべて奇数であるためには が必要十分である。最小ののときで, である。

(1)

がすべて奇数であるにはとすればよい。したがって最小値は である。

(2)

がすべて奇数であるにはとすればよい。したがって最小値は である。