過去問データベース 過去問を探す

京都大学 2011年度
理系数学 第4問

問題

は2以上の整数であり, であるとき,不等式

が成立することを示せ.

出典:京都大学 2011年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第4問

方針

左辺の積を 、右辺を とおき、示すべき不等式を にする。 から へ移るときの差を計算すると、既知の と、 に分かれる。各 から 、したがって が得られるので、帰納法で正であることを示す。

解答

とおき、 とおく。示すべき不等式は である。

まず のときを確認する。このとき

である。ここで かつ を用いた。

次に、ある が成り立つと仮定する。各 を満たすので である。したがって である。

の場合を考えると、 であり、また である。よって

帰納法の仮定より であり、上で示したように であるから である。したがって となる。

以上より、数学的帰納法によってすべての整数 について

が成立する。