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京都大学 2001年度
理系数学 第4問

問題

空間内の正八面体の頂点とベクトルに対し,のときが成り立っているとする.このとき,と異なるすべてのに対しが成り立つような点が存在することを示せ.

出典:京都大学 2001年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第4問

方針

各頂点を方向ベクトル に射影し、その射影量を比較する。仮定 は、どの2頂点も射影量が等しくないことを意味する。したがって射影量が最大の頂点を選べば、その頂点から他の頂点へ向かうベクトルの 方向成分はすべて負になる。

解答

原点を とし、各頂点 について

とおく。これは、頂点 方向にどれだけ進んだ位置にあるかを表す量である。 のとき

である。問題の仮定より右辺は0でないから、 はすべて相異なる。

有限個の実数には最大値があるので、 のうち最大のものを とする。このとき なら であり、したがって である。

よって、この は任意の について を満たす。したがって条件を満たす頂点が存在する。

別解。 に垂直な平面を、 方向へ動かしていくと考える。仮定により、どの2頂点もこの方向への高さが等しくないので、最後に触れる頂点はただ1つである。その頂点を とすると、他のどの頂点 より 方向には手前にある。これはまさに を意味する。