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京都大学 2001年度
理系数学 第1問

問題

平面上の曲線上の点における接線を,を中心にして反時計回りに45回転して得られる直線をとする.が,相異なる3点で交わるようなの範囲を図示せよ.

出典:京都大学 2001年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第1問

方針

の座標を とおき、まず接線の傾きを として、これを 回転した直線の傾きを求める。回転後の直線が鉛直になる境界 は交点数が増えないので別に除く。鉛直でない場合は、曲線との交点方程式から既知の根 を取り出し、残りの2次方程式が相異なる2実根をもつ条件を判別式で調べる。最後にその条件を、曲線上の点 座標の範囲として言い直す。

解答

とおく。曲線 における接線の傾きは である。傾き の直線を反時計回りに 回転すると、方向ベクトル に移る。したがって、 でなければ回転後の直線の傾きは である。

ここで だから、 のとき、回転後の直線 の傾き であり、直線 の方程式は である。一方、 のときは回転後の直線が鉛直線 となり、曲線 とは の1点でしか交わらない。したがってこの場合は条件を満たさない。

以下、 とする。 の交点の 座標は を満たす。左辺を因数分解すると であるから を得る。ここで は点 に対応する既知の交点である。

したがって と相異なる3点で交わるためには、2次方程式 が相異なる2つの実数解をもち、しかもその解が と一致しないことが必要十分である。判別式 である。 を代入すると となる。分子 は常に正であるから、 となる条件は すなわち である。

また、残りの2次方程式に を代入すると となる。もしこれが0なら であるが、 を意味し、 となって実数 では不可能である。よって上の範囲で得られる2つの根は、どちらも とは異なる。

以上より、求める点 の範囲は、曲線 上で を満たす部分である。

別解。 以外の交点を とおくと、直線 の傾きは である。 が回転後の直線 上にあることは と同値である。したがって、 以外に相異なる2点を得る条件は、 についての2次方程式 が相異なる2実根をもつことである。以後は判別式 の符号を調べればよく、同じく を得る。