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京都大学 1999年度
後期・理系数学 後期 第5問

問題

を整数,を有理数とする.の解であるならば,は共に整数であることを示せ.ただしが無理数であることは使ってよい.

出典:京都大学 1999年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第5問

方針

方程式へ代入し、 の無理性から有理部分と無理部分を分ける。まず が整数であることを示し、積の整数性を4を法として調べて偶数性を確定する。

解答

方程式へ を代入すると

は無理数で、各係数は有理数だから

である。

まず の場合、 は整数係数のモニック多項式の有理根なので整数であり、結論が成り立つ。

以下 とする。このとき

なので は整数である。また共役数 ももう一つの解となり、解の積から

とおけば

は整数である。 を互いに素な整数 で表すと

従って は3を割るので であり、 も整数である。

そこで

を整数とすると

である。平方数を4で見れば0または1である。もし が奇数なら左辺は となり0にはならないので矛盾する。従って は偶数であり、上式から も4の倍数、従って も偶数である。

よって

はともに整数である。