京都大学 1998年度
後期・理系数学 後期 第6問
- 試験区分
- 後期日程 第2次学力試験
- 対象
- 理系
- 分野
- 積分、図形と方程式
- 解法
- 置換積分、体積計算、計算整理
- 難易度
- 8 / 10 計算量 8 / 10 目安 —
問題
自然数nに対し
In=∫0π/4cosn2θsin3θdθ
とする.
(1) I2を求めよ.
(2) 極方程式r=sin2θ (0≦θ≦π/2)で表される曲線を直線y=xの周りに回転して得られる曲面が囲む立体の体積をVとするとき,V=3πI3+2πI2と表されることを示せ.
出典:京都大学 1998年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第6問
方針
(1) u=cosθで多項式積分にする。(2) 曲線と直線y=xに挟まれた半分の領域を回転し、微小面積の回転でできる殻を積分する。最後に同じ置換で得たI2,I3の式と照合する。
解答
(1)
u=cosθとおくと
sin3θdθ=(1−u2)sinθdθ=−(1−u2)du,cos2θ=2u2−1.
従って
I2=∫1/21(2u2−1)2(1−u2)du.
展開して積分すると
I2=[−74u7+58u5−35u3+u]1/21=10538−262.
(2)
曲線は直線y=xについて対称である。0≦θ≦π/4側の領域だけを直線y=xの周りに1回転すれば、求める立体を重複なく得る。極座標の微小面積はρdρdθで、点(ρ,θ)から回転軸までの距離は
ρsin(4π−θ)
である。従って円筒殻の考え方により
V=2π∫0π/4∫0sin2θρsin(4π−θ)ρdρdθ=32π∫0π/4sin32θsin(4π−θ)dθ.
ϕ=4π−θとおくとsin2θ=cos2ϕだから
V=32πJ,J=∫0π/4cos32ϕsinϕdϕ.
ここで(1)と同じくu=cosϕとおいて展開すると
I3=−31594+3152136,J=−359+35216.
これらから
J=29I3+3I2
である。従って
V=32πJ=32π(29I3+3I2)=3πI3+2πI2.