問題
点 を考える.横辺には独立に確率で右向き矢印、確率で×印が描かれ、縦辺には常に上向き矢印が描かれる.から矢印に従ってに至る経路が少なくとも1本存在する確率をとする.
(1) を求めよ.
(2) を求めよ.
出典:京都大学 1998年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第5問
方針
経路はある列で縦辺を上がる形に限られる。上段で最初に通れない横辺の位置を分類し、その位置以後の下段横辺がすべて通れる条件を数える。
解答
経路が存在するためには、ある について
のすべての横辺が通れればよい。
上段の横辺を左から見て、最初に×印が現れる位置をとする。すなわちのとき、上段の第1辺から第辺までは矢印、第辺は×印である。この確率は
である。この場合、縦辺を上がる列はでなければならない。経路が存在するための必要十分条件は、下段の第辺から第辺までがすべて矢印であることであり、その確率はである。より左の下段の状態は問わない。
上段に×印が1つもない場合は確率であり、列で縦辺を上がれば必ず到達できる。従って
(1)
特に