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京都大学 1996年度
後期・理系数学 後期 第1問

問題

を自然数とする。

(1) 整数係数の次式次式で、を満たすものが存在することを示せ。

(2) を示せ。

(3) 素数について、次以下の係数がすべてで割り切れることを示せ。

出典:京都大学 1996年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第1問

方針

加法定理からの整数係数漸化式を作り、次数も帰納する。(2)は合成関数の微分、(3)は導関数の係数比較とを使う。

解答

(1)

とする。加法定理から、として

と定めれば、となる。右辺は整数係数で、最高次項を調べると次、次である。従って数学的帰納法により存在する。(2) とおく。で微分すると

なのでで成り立つ。両辺は多項式だから、恒等的に成り立つ。(3)とする。(2)より

従ってではを割る。は素数でを割らないため、を割る。または奇数なので

よって次以下の係数はすべてで割り切れる。