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北海道大学 1997年度
理系数学 前期 第3問

問題

を0でない実数とする.数列を次のように定義する.

(1) のとき,を求めよ.

(2) のとき,を求めよ.

(3) を求めよ.

出典:北海道大学 1997年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第3問

方針

漸化式を反復すると、 は指数が2ずつ下がる 個の項の和になる。 では全項が同じ値になるので別扱いし、 では等比数列の和として閉じた形にする。極限は で支配項が変わるため、特に では低い指数の項が支配することに注意する。

解答

漸化式 を順に展開する。まず であり、 である。この形から、一般に となることがわかる。実際、右辺を 倍して を加えると、次の の形になるので帰納的に正しい。

(1)

は実数だから である。上で得た和には 個の項があり、指数はすべて と同じ偶奇である。したがって である。すなわち である。

(2)

のときは、 である。したがって であり、等比数列の和を用いて となる。分母分子を整理すると である。

(3)

のとき、(2)の式で が支配的であるから である。 のときは なので である。 のときは なので である。 のとき、(2)の式では が支配的である。したがって であり、 である。以上より

である。

別解。 とおくと、漸化式から となる。よって であり、これに を掛ければ上と同じ一般項を得る。