横浜国立大学 2020年度
理系数学 第2問
- 試験区分
- 前期
- 対象
- 理工学部・都市科学部
- 分野
- 複素数平面、整数
- 解法
- 実部虚部比較、文字消去、剰余分類
- 難易度
- 5 / 10 計算量 5 / 10 目安 15分
問題
次の問いに答えよ。
(1) 実数A,B,C,Dに対して,複素数zを
で定める。ただし,C+5Di=0とする。このとき,z=x+yiをみたす実数x,yをA,B,C,Dの式で表せ。
(2) 次をみたす整数A,B,C,Dを求めよ。
⎩⎨⎧2916+5i=C+5DiA+5Bi,AD−BC=−1,D>0
出典:横浜国立大学 2020年度 前期 理系 第2問
方針
(1) は分母の共役な複素数を掛け,実部と虚部を読む。(2) では (1) の式と AD−BC=−1 を組み合わせて C2+5D2=29 を得る。D>0 から D の候補を少数に絞り,残った一次方程式を解く。
解答
(1)
分母の共役な複素数を掛けると
z=C2+5D2(A+5Bi)(C−5Di)=C2+5D2AC+5BD+5(BC−AD)i
である。したがって
x=C2+5D2AC+5BD,y=C2+5D25(BC−AD)
である。
(2)
(1)と与えられた条件 AD−BC=−1 より,BC−AD=1 である。虚部を比較すると
であるから
C2+5D2=29
を得る。D>0 で整数だから,D=1 では C2=24 となり不適,D=2 では C2=9 となる。よって
D=2,C=±3
である。
また実部を比較して
AC+5BD=16
である。C=3,D=2 のとき
3A+10B=16,2A−3B=−1
となり,整数解をもたない。C=−3,D=2 のとき
−3A+10B=16,2A+3B=−1
であり,これを解くと
A=−2,B=1
である。したがって求める整数は
(A,B,C,D)=(−2,1,−3,2)
である。