問題
自然数を2個以上の連続する自然数の和で表すことを考える.たとえば, は のように2個以上の連続する自然数の和で表せる.次の問いに答えよ.
(1) を2個以上の連続する自然数の和で表す表し方をすべて求めよ.
(2) を 以上の整数とするとき, は2個以上の連続する自然数の和で表せないことを示せ.
(3) を自然数とするとき, は2個以上の連続する自然数の和で表せることを示せ.
出典:横浜国立大学 2015年度 前期 理系 第4問
方針
連続する自然数の個数を ,初項を とおくと,和は になる。(1) は を満たす約数 を調べる。(2) は2つの因数の偶奇が逆になることから,奇数因子が でなければならないと示す。(3) は と に分け,具体的な連続和を構成する。
解答
(1)
初項を ,項数を とすると
である。したがって
であり, より である。 であるから, をみたす約数は
である。このうち で, が自然数となるものは
である。よって
である。
(2)
が 個の連続する自然数の和で表せたと仮定すると
である。 と は偶奇が逆である。右辺が2の累乗であるためには,奇数の因数が でなければならない。 が奇数なら となり に反する。 が偶数なら であるから,これも にならない。したがって は2個以上の連続する自然数の和で表せない。
(3)
のとき, 個の連続する自然数
を考える。これはすべて自然数で,和は である。
のとき, 個の連続する自然数
を考える。これもすべて自然数であり,平均は ,項数は だから,和は
である。以上より, は2個以上の連続する自然数の和で表せる。