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東京大学 2025年度
理系数学 第2問

問題

(1) のとき,不等式を示せ。

(2) 次の極限を求めよ。

出典:東京大学 2025年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第2問

方針

(1)は の増減で示す。(2)は と書き, を導入する。 に入るので,平均値の定理により と表せる。 はこの狭い区間で一様に に近づくため,積分の中身の極限を として処理する。

解答

(1)

とおく。すると である。 では分母 は正であるから, の符号は の符号で決まる。したがって する。よって最小値は でとり, である。したがってすべての に対して すなわち が成り立つ。

(2)

とおく。このとき である。また では だから である。

積分の中身は

と書ける。平均値の定理より,各 に対して,ある を満たし, となる。したがって である。

ここで は連続であり, の範囲は に縮む。よって である。しかも はすべて に入るので,この収束は で一様である。したがって は一様に へ近づく。

よって極限と積分を入れ替えて

である。