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東京大学 2010年度
理系数学 第2問

問題

(1) すべての自然数に対して,次の不等式を示せ。

(2) であるようなすべての自然数に対して,次の不等式を示せ。

出典:東京大学 2010年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第2問

方針

(1) は が成り立つことを利用し,被積分関数を上下から挟んで積分する。(2) は に分解し,各項から を引く。すると (1) の積分が現れるので,評価を足し上げて,最後は部分分数で両端の和を計算する。

解答

(1) 自然数 を固定する。 では である。また だから,分母が大きいほど分数は小さくなり, である。

これを から まで積分すると

である。ここで なので である。

(2) まず1項ごとの形を作る。自然数 について であり, とおくと である。したがって

括弧内を通分すると だから (1) を用いると である。さらに なので,やや弱めて

を得る。

これを について足す。中央は

である。

したがって

である。両端の和を部分分数で計算すると

であり,

である。

よって

である。