問題
複素数平面上の点を
により定め,
とおく。ただし,は虚数単位である。
(1) 3点,,を通る円の中心と半径を求めよ。
(2) すべての点 は円の周上にあることを示せ。
出典:東京大学 2001年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第4問
方針
最初に を直接計算し、3点を通る円を の形で求める。次に漸化式から を導く。円を と書き直し、 がこの円上にあるなら も同じ式を満たすことを実部・虚部で確認する。
解答
(1)
漸化式から である。したがって
である。
円の中心を 、半径を とする。3点 、、 が円上にあるので である。第1式と第2式を引くと である。また、第1式と第3式を引くと である。これらを連立して を得る。よって である。
したがって円 の中心は実数 を表す点、半径は である。中心も合わせて書けば である。
(2)
まず と の関係を求める。定義と漸化式より
である。
(1)で求めた円 の方程式は すなわち である。
ここで が円 上にあるとする。この円は原点を通らないので である。 とおくと
だから である。よって
一方、 が円 上にあるので であり、これは を意味する。したがって である。つまり が円 上にあるなら、 も円 上にある。
(1)より は円 上にある。さらに であるから、上で示した性質を繰り返し用いれば、数学的帰納法によりすべての は円 の周上にある。