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東京大学 2001年度
理系数学 第2問

問題

次の等式を満たす関数 がただ一つ定まるための実数の条件を求めよ。また,そのときのを決定せよ。

ただし,は区間で連続な関数とする。

出典:東京大学 2001年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第2問

方針

加法定理で を展開すると、右辺は必ず の一次結合になる。したがって解があるなら と置ける。直交性 を使って の連立一次方程式に帰着し、和と差を取って一意性の条件を調べる。

解答

加法定理より である。したがって与えられた等式の右辺は、どのような連続関数 に対しても の一次結合になる。よって解が存在するなら と書ける。

このとき

であり、同様に である。

これをもとの等式に代入すると、 の係数は であり、 の係数は である。したがって係数比較により

を得る。両式を整理して2倍すると である。

この2式を加えると であり、引くと である。

ここで なら、上の和の式が となり、解は存在しない。また のときは、差 が一意に決まらない。ただし同時に となる場合はすでに解が存在しない場合に含まれる。したがって、関数 がただ一つ定まるための条件は である。すなわち である。

この条件のもとでは であるから となる。よって求める関数は である。