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東京大学 1997年度
理系数学 第3問

問題

を満たす実数とする。空間に原点と2点をとる。

(1) 空間の点で条件

を満たすものが存在するようなの範囲を求めよ。

(2) 点が(1)の条件を満たして動くとき,内積の最大値,最小値をの関数と考えてそれぞれで表す。このとき,左からの極限

を求めよ。

出典:東京大学 1997年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第3問

方針

からとおける。距離条件を2乗するととなり、平方完成で軌跡が楕円になる条件を読む。(2)では内積を条件式を使っての一次式に直し、楕円上でが動く幅から最大値と最小値の差を求める。

解答

(1)

とする。より であるから である。そこで とおく。

条件を2乗すると である。整理して を得る。 なのでである。これを平方完成すると となる。実数が存在するためには右辺が0以上であればよい。したがって より である。もともとなので、求める範囲は である。

(2)

とおく。より

であるから である。

一方、条件式から である。これを用いると となる。したがって、の最大値と最小値の差は、の最大値と最小値の差にを掛けたものである。 とおく。平方完成した式は である。とおくと、この楕円上で である。右辺を展開し、楕円の式を使うと、変動する部分は だけである。

楕円上では である。したがっての最大値と最小値の差は である。よって となる。

したがって である。とすると である。