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東京大学 1992年度
理系数学 第4問

問題

空間において,軸に平行な柱面

から,軸と平行な柱面

により囲まれる部分を切り抜いた残りの図形をとする。図形の展開図をえがけ。ただし点を通り軸と平行な直線に沿ってを切り開くものとする。

出典:東京大学 1992年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第4問

方針

柱面 は半径1の円柱なので,展開するために とおく。切り開く直線 の端に対応する。柱面 の方程式へ を代入すると の2次方程式になり,境界は で表される。展開図では,横軸を ,縦軸を とする帯から,この2曲線の間を取り除く。

解答

柱面 上の点を と表す。点 を通り 軸と平行な直線に沿って切り開くので,展開図では を縦方向の座標とし,横方向の座標を とすればよい。上下の辺 は,もとの切り口の両側に対応する。

次に柱面 との交線を求める。 の方程式へ代入すると である。これを について解くと または である。すなわち

である。 のところでは2つの根の大小は入れ替わるが,境界となる2曲線はこの2本である。

したがって展開図は,横軸 ,縦軸 の無限に長い帯 から,2曲線

にはさまれる部分を切り抜いた図形である。2曲線は で接し,その前後で左右が入れ替わる。実際に描くと,幅 の帯の中に,位相が だけずれた2本の正弦曲線を描き,その間を空白として残りを の展開図とすればよい。