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東北大学 2016年度
後期・理系数学 後期 第4問

問題

平面において曲線 軸との交点をとし,軸との交点を,原点をとする。このとき,以下の問いに答えよ。

(1) この曲線の第1象限の部分にと異なる点を四角形の面積が最大となるようにとる。このとき,の座標とその最大値を求めよ。

(2) この曲線上にと異なる2点を任意にとる。これら5点で作られる五角形の面積の最大値を求めよ。

出典:東北大学 2016年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第4問

方針

(1)は第1象限の点をとおき,四角形の面積を靴紐公式または三角形の和でと表す。これを最大化する。(2)は三角形を基準にし,右側弧に点を1つ加える面積増分と,左側弧に点を1つ加える面積増分を独立に最大化する。各増分は(1)の最大値から三角形の面積1を引いたものになる。

解答

(1)

第1象限の曲線上の点を とおく。四角形の頂点を の順に見ると,面積 である。

ここで を最大にする。で微分すると である。これが0となるのは すなわち のときである。このとき であり,面積の最大値は である。よって である。

(2)

三角形の面積は である。

曲線の右側の弧上に点を1つ加えると,三角形のかわりに四角形を使うことになり,面積の増分は である。であり,(1)よりの最大値はだから,右側で得られる最大増分は である。

左側の弧についても,図形は軸に関して対称なので,同じく最大増分は である。したがって5点で作られる五角形の面積の最大値は である。

この最大値は,右側と左側にそれぞれ(1)と対称な位置の点を取れば実現できる。