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東北大学 2014年度
後期・理系数学 後期 第5問

問題

を実数とする。平面上の2つの曲線を考える。

(1) 2曲線が異なる3つの交点をもつためのの条件を求めよ。

(2) 2曲線が異なる3つの交点をもち,で囲まれる2つの部分の面積が等しくなるようなの値を求めよ。

出典:東北大学 2014年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第5問

方針

交点は 、すなわち の根で決まる。(1) は2次方程式が0と異なる2つの実根を持つ条件を調べる。(2) は とおき、2次方程式の根を と表す。 では0が2根の間に入るため面積の分かれ方が異なり、等積条件を確認して不適とする。 では交点が の順になり、2つの面積をそれぞれ積分して等式を解く。

解答

(1)

交点の 座標は を満たす。整理すると である。したがって1つの交点は常に である。

異なる3つの交点を持つためには、2次方程式 が異なる2つの実数解を持ち、しかもそのどちらも0でないことが必要十分である。判別式は なので、異なる2実根を持つ条件は である。また0がこの2次方程式の根になるのは のときである。これは と重なって交点が3つにならない。

よって求める条件は である。

(2)

とおく。すると2次方程式の2根は である。また である。

まず の場合を考える。このとき であり、交点の 座標の順は である。2つの囲まれた部分は、区間 に対応する。計算すると等積条件は となるが、左辺から右辺を引くと であり、等しくならない。したがって の場合に解はない。

次に の場合を考える。このとき であり、交点の 座標は の順である。

区間 では なので、左側の面積を とする。計算すると である。

区間 では が正なので、右側の面積を とする。計算すると である。

等積条件 である。両辺を12倍して となる。展開して整理すると である。 より である。

したがって である。