問題
半径1の円を底面とする高さの直円柱がある。底面の円の中心をとし,直径を1つ取りとおく。を含み底面との角度をなす平面でこの直円柱を2つの部分に分けるとき,体積の小さい方の部分をとする。
(1) 直径と直交し,との距離が であるような平面でを切ったときの断面積を求めよ。
(2) の体積を求めよ。
出典:東北大学 2013年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第6問
方針
直径 を 軸、底面内でそれに垂直な方向を 軸、高さ方向を 軸にとる。切断平面は としてよく、小さい部分は各 断面で となる部分である。断面の半幅 が円柱の高さ を超えるかどうかで場合分けし、最後に左右対称性で の積分を2倍する。
解答
(1)
底面を 平面、高さ方向を 軸にとり、直径 を 軸上におく。円柱は で表される。 を含み底面と の角をなす平面は、向きを選べば と表せる。小さい方の部分 は、 側でこの平面の下にある部分である。
直径 と直交し、 との距離が である断面を考える。これは または の断面で、面積は同じである。この断面内で の範囲は である。小さい部分に関係するのは であり、各 に対する高さは である。 のときは だから、
である。したがって
である。 のときは だから、平面 が上面に達しない。よって である。
以上より
である。
(2)
断面積は と で同じなので、体積は
である。
まず を用いると、
である。また
である。したがって である。