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東北大学 2013年度
理系数学 前期 第1問

問題

を実数とする。3次式に対し,方程式の3つの解をとする。の係数が1である3次式で,方程式の3つの解がであるものとする。

(1) を用いて表せ。

(2) 2つの方程式が共通の解をもつようなの値を求めよ。

出典:東北大学 2013年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第1問

方針

まず の3解の基本対称式を解と係数の関係から求め、 を根にもつ3次式を作る。共通解の条件は、同じ数 を満たすとして2式の差を取ると大きく絞れる。最後に の場合と の場合をそれぞれ元の式へ戻して確認する。

解答

(1)

の3つの解を とすると、解と係数の関係より

である。 の3つの解は である。これらの和は である。2つずつの積の和は

である。また3つの積は である。

よって、 の係数が であることから である。

(2)

2つの方程式が共通解 をもつとする。このとき である。2式を引くと すなわち である。

ここで はどちらの方程式にも代入すると左辺が になり、解ではない。したがって である。 のときは となり、確かに共通解をもつ。

次に のとき、 より であるから である。このとき でもあるので、実際に共通解をもつ。

したがって求める値は である。

別解。共通解があるとは、 のいずれかが のいずれかと等しいということである。たとえば なら、 なので である。一方、 なら、 より だから である。他の場合も同様に、結局 または を解にもつことが必要になる。 より より である。逆にこの2つの値では実際に共通解をもつので、同じ結論になる。