問題
座標平面において,点を中心とする半径1の円の内部をとする。を正の実数とし,3点,,を頂点とする三角形をとする。との共通部分をから取り除いて得られる図形の面積をとする。の最小値とそれを与えるの値を求めよ。
出典:東北大学 2013年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第6問
方針
円 は第1象限内にあり、三角形 との共通部分は斜辺 で円を切る部分として扱える。座標を円の中心 に移し、さらに 方向の座標 を使うと、円は単位円、斜辺は になる。共通部分の面積 の微分は動く直線で切られる弦の長さから求め、 を最小化する。
解答
円 は中心 、半径 の円の内部である。円の内部では であるから、三角形 との共通部分は、円のうち を満たす部分と考えてよい。
座標を で変換する。このとき円 は となり、直線 は となる。 の面積は である。 の面積を とすると である。
円 の の最小値と最大値はそれぞれ である。したがって では 、 では である。この両端の範囲では、 または を見れば、最小は中央の範囲を調べればよいことが分かる。
そこで とする。 とおくと、 は単位円 のうち の部分の面積である。 を少し増やしたときに増える面積は、その位置での弦の長さ である。さらに だから である。
よって である。これが となるには であるから、左辺は非負であり、両辺を平方して を得る。したがって である。導関数は で負、 で正になるので、ここで最小値をとる。
最後に のときの値を求める。このとき である。よって である。原始関数 を用いると
である。
したがって
である。よって最小値は であり、それを与える値は である。