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東北大学 2013年度
後期・理系数学 後期 第3問

問題

2つの双曲線,および直線を考える。ただし,は実数とする。

(1) がちょうど2点で交わるような点の存在する範囲を図示せよ。

(2) がちょうど1点で交わるような点の存在する範囲を図示せよ。

(3) の交点の個数との交点の個数との和が,ちょうど2となるような点の存在する範囲を図示せよ。

出典:東北大学 2013年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第3問

方針

直線 をそれぞれの双曲線に代入し、 についての方程式の実数解の個数を調べる。 では2次方程式でなくなるため別扱いにし、それ以外では判別式で2点・1点・0点を分類する。(3) は それぞれの交点数を領域ごとに組み合わせ、和が2になる部分だけを残す。

解答

(1)

直線 に代入すると である。整理して を得る。 のとき、この2次方程式の判別式は であるから、常に2点で交わる。 のときも2次方程式であり、2点で交わる条件は すなわち である。よって である。 のときは1次方程式または矛盾になり、2点では交わらない。したがって求める範囲は である。図示すると、縦帯 全体と、 において双曲線 の外側である。

(2)

がちょうど1点で交わる場合を考える。 では接する場合であり、 だから である。

また のとき、方程式は となる。 なら1次方程式としてただ1つの解をもち、 なら解をもたない。よって求める範囲は である。図示では、双曲線 の2枝と、直線 上の の部分である。

(3)

次に の交点数を調べる。代入すると すなわち である。 のとき、判別式は である。 では、 との交点数は常に2である。交点数の和が2になるには、 との交点数が0であればよい。これは である。 では、 のとき とも ともそれぞれ1点で交わるので、和は2である。 のときはいずれも交わらないので、和は0である。 では、 との交点数は常に2である。したがって和が2になるには、 との交点数が0であればよい。これは である。

以上より、求める範囲は または または である。図示すると、単位円の内部、直線 上で を除いた部分、さらに で双曲線 の内側にあたる部分である。