問題
2つの双曲線,,および直線を考える。ただし,,は実数とする。
(1) とがちょうど2点で交わるような点の存在する範囲を図示せよ。
(2) とがちょうど1点で交わるような点の存在する範囲を図示せよ。
(3) との交点の個数ととの交点の個数との和が,ちょうど2となるような点の存在する範囲を図示せよ。
方針
直線 をそれぞれの双曲線に代入し、 についての方程式の実数解の個数を調べる。 では2次方程式でなくなるため別扱いにし、それ以外では判別式で2点・1点・0点を分類する。(3) は と それぞれの交点数を領域ごとに組み合わせ、和が2になる部分だけを残す。
解答
(1)
直線 を に代入すると である。整理して を得る。 のとき、この2次方程式の判別式は であるから、常に2点で交わる。 のときも2次方程式であり、2点で交わる条件は すなわち である。よって である。 のときは1次方程式または矛盾になり、2点では交わらない。したがって求める範囲は である。図示すると、縦帯 全体と、 において双曲線 の外側である。
(2)
と がちょうど1点で交わる場合を考える。 では接する場合であり、 だから である。
また のとき、方程式は となる。 なら1次方程式としてただ1つの解をもち、 なら解をもたない。よって求める範囲は である。図示では、双曲線 の2枝と、直線 上の の部分である。
(3)
次に と の交点数を調べる。代入すると すなわち である。 のとき、判別式は である。 では、 との交点数は常に2である。交点数の和が2になるには、 との交点数が0であればよい。これは である。 では、 のとき とも ともそれぞれ1点で交わるので、和は2である。 のときはいずれも交わらないので、和は0である。 では、 との交点数は常に2である。したがって和が2になるには、 との交点数が0であればよい。これは である。
以上より、求める範囲は または または である。図示すると、単位円の内部、直線 上で を除いた部分、さらに で双曲線 の内側にあたる部分である。