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東北大学 2012年度
理系数学 前期 第6問

問題

数列

で定める。以下の問いに答えよ。

(1) のとき,となることを示せ。

(2) を満たす正の実数を求めよ。

(3) すべての自然数に対してとなることを示せ。

(4) を満たすある実数に対して,不等式

が成り立つことを示せ。さらに,極限を求めよ。

出典:東北大学 2012年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第6問

方針

漸化式を と見て、まず より大きい範囲に入ることを帰納法で示す。次に正の固定点 を求め、 が増加関数であることから を保つ。(4)は平均値の定理を に適用し、 上で が1未満に抑えられることを使って差が等比的に縮むことを示す。

解答

(1)

まず である。次に と仮定する。このとき すなわち から成り立つ。したがって である。よって帰納法により である。

(2)

正の実数 を満たすとする。分母は正なので整理して すなわち である。因数分解すると である。正の解は二次方程式 から である。

(3)

とおく。 では の微分が であるから、 は増加関数である。

(2)の を満たす。また である。もし なら、増加性より である。したがって帰納法により である。

(4)

(1),(3)より、すべての について である。 である。この区間では だから である。

平均値の定理より、 の間のある数 を用いて と書ける。したがって である。よって、例えば とすれば条件を満たす。

さらに であり、 だから右辺は0に収束する。したがって である。