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東北大学 2012年度
後期・理系数学 後期 第6問

問題

である直角三角形を考える。を2以上の自然数とし,辺等分して得られる点をに近い方から順にとする。とおくとき,以下の問いに答えよ。

(1) 三角形 の内接円の半径を求めよ。

(2) 三角形 の内接円の面積の総和をとする。

とおくと,となることを示せ。また,極限を求めよ。

(3) 極限を求めよ。

出典:東北大学 2012年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第6問

方針

座標を とおき、 とする。(1)は小三角形 の底辺、2つの斜辺、面積を求め、内接円半径 で表す。(2)は2つの斜辺を下から同じ量で評価して の上界を作り、 に結びつける。 はリーマン和として積分に収束する。(3)は(1)の正確な式を用いて をリーマン和に直し、極限を計算する。

解答

(1)

座標を とおく。このとき である。したがって であり、

である。

三角形 の底辺を と見ると、高さは なので、面積は である。内接円の半径を とすると、 である。ただし は半周長で、

である。よって

である。

(2)

であるから、(1)の分母は 以上である。したがって である。よって

である。両辺に を掛けると

を得る。

また は関数 におけるリーマン和であるから である。計算すると

なので である。

(3)

(1)より

である。 のとき、和の中の分母は に対応する。したがってこれはリーマン和として に収束する。よって である。(2)の積分値を用いて

である。