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東北大学 2012年度
後期・理系数学 後期 第5問

問題

以下の問いに答えよ。

(1) 実数に対し,

とおく。すべての自然数に対して,

が成り立つことを示せ。ただし,は虚数単位を表す。

(2) とし,(1)で定めたを考える。を示せ。また,は自然数でが7の倍数のとき,となることを示せ。

(3) とし,(1)で定めたを考える。

とおいたとき,の値を求めよ。

(4) のとき,の値を求めよ。

出典:東北大学 2012年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第5問

方針

(1)は加法定理を用いた帰納法でド・モアブル型の公式を示す。(2)では から を使う。(3)は の負の指数、つまり と見直し、7乗根の和 を求める。(4)は の虚部を求める問題に変換する。

解答

(1)

では定義そのものである。ある自然数 が成り立つと仮定する。このとき である。加法定理を用いると となる。したがって帰納法により、すべての自然数 で成り立つ。 についても同様に、または に置き換えて同じ議論により が成り立つ。

(2)

であるから、(1)より である。また なので である。 が7の倍数であるとする。このとき と書ける。 より であるから である。さらに なので である。

(3)

より である。したがって である。 だから である。よって であり、 である。

次に を計算する。積の各項の指数を7で割った余りで見ると、 から、指数0になる項が3個あり、指数1から6までの項がそれぞれ1個ずつ現れる。したがって である。よって である。

(4)

の共役複素数である。したがって とおくと である。(3)より なので である。また だから であり、 である。

ここで である。 では であり、 だから和は正である。よって である。