問題
のとき,連立不等式の表す領域を軸のまわりに回転して得られる立体の体積をとする.となると,そのときのの値を求めよ.
出典:東北大学 2010年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第5問
方針
領域は と の共通部分である。上端は と の小さい方なので,交点 を で定めて積分区間を分ける。体積を として書いた後, も に依存することに注意して微分するが,交点では であるため境界項が打ち消し合う。
解答
領域の条件は である。第2の不等式は と同値である。したがって,固定した に対する上端は である。
であるから, において は単調に増加する。よって を満たす がただ1つ存在する。 では より である。一方, では である。
したがって, 軸のまわりに回転してできる体積は である。
これを で微分する。 は の関数であることに注意すると
ここで より なので,最初の2項は打ち消し合う。したがって である。
条件 は を意味する。 であり,また を満たす必要がある。 で となるのは であるが, では となり不適である。よって であり, である。
このとき
である。まず
である。また,後半の積分は とおくと
である。
したがって である。