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東北大学 2004年度
後期・理系数学 後期 第5問

問題

媒介変数を用いて

と表される曲線を考える.ただし,は自然対数の底である.点で表す.

(1) 曲線上の点における接線が点を通るとする.の値を求めよ.

(2) 曲線上の点と点を結ぶ線分の長さが最小となるようなの値をとする.を求めよ.

(3) は(1),(2)のものとして,上の2点を考える.曲線と2つの線分で囲まれる図形の面積を求めよ.

出典:東北大学 2004年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第5問

方針

与えられた曲線は , であり、 を満たす右枝である。(1)は接線の式 に点 を代入する。(2)は距離の2乗を微分し、 から を得る。(3)は の座標を明確に出し、境界を の曲線弧、 と反時計回りにたどって、媒介変数表示の面積公式で計算する。

解答

(1)

与えられた曲線は であるから、 を満たす。 における点を と書くと、曲線 のその点における接線は である。これが を通るので すなわち である。 とおくと より である。 だから であり、 である。

(2)

との距離の2乗を考えると である。これを微分すると

となる。 だから、極値は で生じる。 で大きくなり、この点を境に減少から増加へ変わるので、ここで最小である。 とおくと すなわち である。 より であるから である。

(3)

(1)より であり、 から である。したがって である。また(2)より だから である。

境界を から まで曲線 に沿って進み、次に線分 、最後に線分 を進む向きに取ると反時計回りになる。媒介変数表示の曲線について、境界の面積は で計算できる。曲線部分では , であるから

である。

線分 から へ進む部分の寄与は である。したがって線分 の寄与は

であり、線分 の寄与は である。よって である。

ここで であり、 だから、

である。