問題
複素数平面上で,相異なる3点1,,は実軸上に中心をもつ同一円周上にある.このようなの存在する範囲を複素数平面上に図示せよ.さらに,この円の半径をを用いて表せ.
出典:東北大学 2003年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第5問
方針
円の中心が実軸上にあるので、中心を実数 とおき、 を式にする。, として、 と から を消去する。結果は となるが、3点が相異なる条件から などの例外を除く。半径は、単位円の場合も虚軸の場合も に統一される。
解答
とし、 とおく。また円の中心は実軸上にあるので、中心を実数 とする。条件は である。
まず より である。整理すると だから
である。
次に を用いる。 の実部は 、絶対値は であるから である。したがって より
である。
(1),(2)から を消去する。計算を整理すると を得る。ここで は を表すが、3点 が相異なるという条件に反するので除く。
したがって候補は または である。 の場合、 は単位円上にある。このとき はもちろん除く。また なら となり、3点が相異ならないので除く。よって である。 の場合、 は虚軸上にある。 なら で3点が相異ならないので除く。したがって である。
以上より、求める範囲は単位円 から を除いた部分と、虚軸から0を除いた部分の和である。
最後に円の半径を求める。 の場合は中心 であり、半径は1である。これは と一致する。
虚軸の場合、 なので(1)から である。円の半径 は点1から中心 までの距離だから である。したがって、どちらの場合も円の半径は である。