問題
空間内に2点,を考える.が0から1まで動くとき,線分が通過してできる曲面をとする.
(1) 点 を線分の距離を求めよ.
(2) 曲面を軸のまわりに1回転させて得られる立体の体積を求めよ.
出典:東北大学 2003年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第4問
方針
固定した では、線分 は平面 内の 平面で、 と を結ぶ線分である。(1)は原点 からこの線分への距離を、三角形の面積または直線の距離公式で求める。(2)では の断面を 軸のまわりに回転したものとして見る。内半径は(1)の距離、外半径は端点までの距離の大きい方なので、 で場合分けして円環の面積を積分する。
解答
(1)
固定した を考える。点 はどちらも の平面上にあり、 平面内の座標で見ると である。また点 は、この 平面では原点 に対応する。 とおくと、線分 は と を結ぶ線分である。この直線は すなわち である。原点からこの直線までの距離は である。ここで だから、距離は である。 では垂線の足は線分上にあるので、これが点 から線分 までの距離である。
(2)
固定した の断面を考える。線分 を 軸のまわりに回転すると、 平面では原点から線分 までの距離を内半径とし、原点から線分上の点までの最大距離を外半径とする円環ができる。
(1)より内半径は である。外半径は端点 のうち原点から遠い方の距離である。点 までの距離は 、点 までの距離は なので、
である。
したがって体積 は
である。整理すると である。
計算して
であり、
である。よって である。