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東北大学 2002年度
理系数学 前期 第6問

問題

は実数全体で定義された何回でも微分可能な関数とする.を次のように順次定義する.に対しとおいてとする.このとき,以下の問いに答えよ.

(1) のとき,すべてのに対してであることを示せ.

(2) のとき,すべてのに対してであることを示せ.

(3) のとき,すべてのに対してであることを示せ.

出典:東北大学 2002年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第6問

方針

定義の中に が現れるので、 から と書けることが中心である。この恒等式で非負性を示し、 では から を得る。(3)は非負連続関数の積分が0なら区間上で恒等的に0という事実を、 へ順に戻して使う。

解答

(1)

であるから、定義より

である。ここで なので である。したがって のとき、すべての実数 について である。

(2)

とする。このとき なので、(1)より である。 では である。よって であり、示された。

(3)

である。ここで であり、 である。

もし なら、非負連続関数 上の積分が0であるから である。特に である。したがって、いずれの場合も が成り立つ。

(1)で得た式を に用いると だから である。さらに なので から である。

最後に であるから、 である。両辺を微分して を得る。