東北大学 2001年度
後期・理系数学 後期 第1問
- 試験区分
- 後期日程 第2次学力試験
- 対象
- 理系
- 分野
- 積分、数列
- 解法
- 定積分評価、置換、範囲評価
- 難易度
- 6 / 10 計算量 5 / 10 目安 —
問題
a>1とする.xy平面上の領域
を,y軸に平行なn−1本の直線
x=ak(k=1,2,⋯⋯,n−1,1<a1<a2<⋯⋯<an−1<a)
により分割し,Dの面積をn等分する.an=aとして,極限
n→∞limn1(a11+a21+⋯⋯+an1)
を求めよ.
出典:東北大学 2001年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第1問
方針
面積等分条件から、x=1 から x=ak までの面積が全体の k/n になる。積分すると ak が等差的に並ぶので、求める平均は 1/(1+s(a−1)) のリーマン和になる。
解答
領域 D のうち、1≦x≦X の部分の面積は ∫1Xx1dx=[2x]1X=2(X−1) である。
全体の面積は 2(a−1) である。x=ak までで面積が全体の k/n になるから 2(ak−1)=nk⋅2(a−1) である。したがって ak=1+nk(a−1) である。
よって求める極限は
n→∞limn1k=1∑n1+nk(a−1)1
である。これは区間 [0,1] のリーマン和であり、極限は ∫011+s(a−1)ds である。 a>1 なので a−1>0 であり
∫011+s(a−1)ds=a−11[log{1+s(a−1)}]01=a−1loga
である。したがって 2(a−1)loga である。