問題
,とし,,を実数とする.
(1) となる実数,が存在するためには,,がどんな条件を満たすことが必要十分であるか.
(2) ,がを満たし,さらに
となる実数,,,が存在するとする.このとき,,の値を求めよ.
出典:東北大学 2000年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第1問
方針
を使って を と の係数で比較する。、 から 、 という2つの平方条件に直すのが核心である。後半は同じ条件を と の両方に適用し、 と合わせて値を確定する。
解答
(1)
、 であるから である。したがって でなければならない。このとき であるから が必要である。
逆に とする。このとき 、 なので を満たす実数 を取ることができる。この について が成り立つ。よって必要十分条件は である。
(2)
第1の式 に対して(1)を用いると である。第2の式 に対して(1)を用いると、 の係数が 、 の係数が だから である。
前者から 、後者から である。また より 、 より なので となる。さらに より であるから、 に注意して を得る。
別解。 と に着目すると、 はこの2方向で 、 を別々に持つ形になる。平方したときの対応成分は 、 であるから、これらがどちらも非負であることが平方根の存在条件になる。これは上の と同じである。