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東北大学 1998年度
後期・理系数学 後期 第6問

問題

(1) 平面上の原点と異なる点に対し, とする.点を通りベクトルに直交する直線の方程式を求めよ.

(2) 楕円 の任意の接線に,原点から下した垂線をとする.また,ベクトルに対しを(1)のように定義する.このとき,で表せ.

出典:東北大学 1998年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第6問

方針

(1)は直線の法線ベクトルを と見て、点 を通る条件を入れる。(2)では接線を(1)と同じ形 で表し、楕円上で左辺が最大になる値を求める。 とおけば三角関数の合成で最大値が出る。別解として、楕円の接点での接線公式と原点から直線までの距離からも同じ式を確認する。

解答

(1)

であるから、求める直線の法線ベクトルは である。したがって直線は と表せる。この直線は を通るので である。よって である。

(2)

(1)より、原点から下ろした垂線の方向が で長さが である接線は と書ける。この直線が楕円に接するには、楕円上で がとる最大値がちょうど であればよい。

楕円上の点を とおくと である。これは について の形であり、最大値は である。ここで , だから である。

別解。楕円上の接点を とすると、その点における接線は である。この直線の原点からの距離は である。また、この直線の法線ベクトルは であり、その長さは である。したがって単位法線ベクトル について が成り立つ。したがって となり、同じく を得る。