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東北大学 1995年度
後期・理系数学 後期 第4問

問題

放物線上の点における法線をとする.

(1) が点を通るとき,の満たす関係式を求めよ.

(2) 点を通る法線の本数について調べよ.

(3) 点を通る法線がちょうど2本あるとき,の満たす関係式を求めよ.

出典:東北大学 1995年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第4問

方針

における接線の傾きは なので,法線の式を作り,点 を通る条件を の3次方程式に直す。法線の本数はこの3次方程式の異なる実数解の個数で判定する。(3) はちょうど2本になる条件を重解の存在としてとらえ, から の関係を消去する。

解答

(1) 放物線 における接線の傾きは である。 のとき,法線 の傾きは なので,法線の式は である。点 がこの法線上にある条件は である。両辺に を掛けて整理すると すなわち となる。 のとき,接線は水平で法線は である。点 がこの法線上にある条件は であり,上の式に を代入しても となる。したがって上の関係式は の場合も含んでいる。

(2) のとき,(1) の式は である。ここで とおくと,方程式は である。 だから, で極大, で極小をとる。値は である。したがって水平線 との交点数を読むと,法線の本数は

である。

(3) 一般に とおく。法線がちょうど2本あるとは,この3次方程式が異なる実数解をちょうど2つもつことである。3次方程式で異なる実数解がちょうど2つになるのは,重解を1つもち,かつ3重解ではないときである。

重解を とする。このとき である。 だから すなわち である。また に代入すると より である。もし なら となり, で3重解になって法線は1本だけである。したがって ,特に である。 から を消去すると である。したがって が求める条件である。