問題
空間に3点
が与えられている.
(1) ベクトルとのなす角を求めよ.
(2) 3点,,を通る平面の方程式を求めよ.
(3) 原点を通る球面で,平面による切り口が三角形の内接円となるものの方程式を求めよ.
方針
(1) は , の長さと内積から角を求める。(2) は同じ2本のベクトルに垂直な法線を取り,平面方程式を作る。(3) では三角形 が正三角形であることから内心と内接円半径を求め,球の中心が内心を通る平面 の法線上にあること,さらに原点を通ることを条件にして中心と半径を決める。
解答
(1)
である。長さの2乗は であり,同様に である。また内積は
である。したがってなす角を とすると であり, である。
(2) (1) の2本のベクトルに垂直なベクトルとして を取れる。実際, と , の内積はいずれも0である。したがって平面 の方程式は と書ける。点 を代入して だから である。
(3) まず三角形 について確認する。(1) より ,また であるから,三角形 は正三角形である。したがって内心は重心でもあり,
である。辺の長さが の正三角形の内接円半径は である。
求める球の中心を とする。平面 による切り口の円の中心は,球の中心から平面 に下ろした垂線の足である。したがって,その切り口が三角形 の内接円であるためには,垂線の足が でなければならない。よって は を通り,平面 に垂直な直線上にある。法線ベクトルは なので とおける。
球は原点 を通るので,球の半径の2乗は である。一方,平面 と球の切り口の半径は であり,中心 から平面までの距離の2乗は である。したがって が成り立つ。
ここで であるから である。これを と等しくして より である。したがって となる。半径の2乗は である。よって求める球面は
である。