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東北大学 1994年度
後期・理系数学 後期 第5問

問題

微分可能な関数が,ある定数に対してを満たし,で最大値2をとるとする.とおく.

(1) によらない定数であることを示せ.

(2) を求めよ.

(3) 積分の値を求めよ.

出典:東北大学 1994年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第5問

方針

を微分し、条件 と、 に置き換えた式 を使って を示す。最大値条件から 、さらに を使って を得る。最後は を積分し、 の置換で同じ積分が2つ出ることを使う。

解答

(1)

である。これを微分すると である。

条件より である。また、この式の を代入すると である。したがって となる。よって ことが分かる。

(2)

で最大値2をとるので である。また微分可能で、 で最大をとるから である。条件式に を代入すると であり、 だから である。

(1)より は定数なので である。したがって である。

(3)

(2)より、すべての について である。これを から まで積分すると である。第2項で と置換すると である。したがって となるので である。

別解。(3)は、 を対にした一定量であることを使って、区間 の前半と後半を対応させると見てもよい。片方の値が大きいところではもう片方が小さくなり、2つの二乗和が常に4に保たれるため、平均すると片方の積分は全体の半分で2になる。