問題
行列によって定まる1次変換をとおき,原点と異なる2点,のによる像を,と表す.と,とがそれぞれ,互いに直交するとき,次の問に答えよ.ただし,,,とする.
(1) と軸のなす角 を求めよ.
(2) を中心とする半径1の円周上の点のによる像をとする.の大きさの最大値と最小値を求めよ.
出典:東北大学 1993年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第2問
方針
の方向を と置き、直交する の方向を と取る。倍率は内積の0条件には影響しない。変換後の2つのベクトルの内積を計算すると となり、 から が決まる。(2)は 、 を使って単位円上の最大最小に直す。
解答
(1)
、 なので、 の方向を とおくことができる。ただし である。 は と直交するので、向きとして を取ればよい。長さの倍率は、変換後の内積が0であるかどうかには影響しない。
変換は である。したがって は に移る。また は に移る。
これらの内積が0であるから
である。 より なので である。 より である。
(2)
円周上の点 について である。移った点を とすると であるから である。
ここで とおくと であり、 である。、 だから、最大は 、 のときで である。最小は 、 のときで である。
したがって である。