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東北大学 1986年度
理系数学 前期 第2問

問題

数直線上の2つの動点は時刻0のとき原点にあり,時刻における,それぞれの速度

である.ただし,は実数とする.

(1) 時刻における2点の間の距離を求めよ.

(2) におけるの最大値と,そのときのの値を求めよ.

(3) (2)で求めた最大値を最も小さくするの値を求めよ.

出典:東北大学 1986年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第2問

方針

位置の差は速度差を積分して求める。初期位置が同じなので、 の位置差は であり、これは になるので距離もそのまま非負で表せる。最大値は から候補 を調べるが、 では値が0なので最大候補は端 である。 が区間内に入るか、さらに の大小で場合分けする。最後はその最大値を について最小にする。

解答

(1)

時刻0では2点とも原点にあるので、時刻 における位置の差は である。速度差は すなわち である。したがって である。これは常に なので、2点間の距離は である。ただし問題の時刻では を考える。

(2)

より である。端点では である。また が区間 に入るとき、 である。 が区間に入るときは なので最大値の候補にはならない。

まず または のとき、 は区間に入らない。このとき最大値は端点 である。

次に のときは、 も候補になる。そこで を用いる。 では なので最大値は である。 では両者が等しく、 であるから、最大値は である。 では なので最大値は である。

以上をまとめると、最大値は

である。最大値をとる時刻は、それぞれ である。

(3)

の最大値を とする。 では であり、この範囲では に近づけるほど小さくなる。したがってこの部分での最小は である。 では であり、これは について増加する。したがってこの部分でも最小は である。 では はさらに大きい。

よって最大値を最も小さくする である。