問題
を正の定数とする.曲線と3直線
との交点を通る円の中心をとする.が0に近づくとき,はどのような点に近づくか.
出典:東北大学 1982年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第3問
方針
3点は 軸について対称なので、通る円の中心 は 軸上にある。そこで と置き、中心から までの距離と、中心から までの距離を等しくする。得られた の式を、、 を用いて評価する。
解答
曲線 と3直線 との交点は である。
左右の2点が 軸について対称であり、中央の点も 軸上にある。したがって、この3点を通る円の中心は 軸上にある。そこで とおく。
中心から までの距離の2乗は である。中心から までの距離の2乗は である。これらが等しいので 展開して について解くと すなわち ここで とおく。すると であり、 のとき である。上の式は と書き直せる。さらに
である。
を用いると したがって は に近づく。
別解の視点
中心を と置くところまでは同じである。そこから と差の形にすると となる。これを について解いても同じ極限計算に帰着する。差の平方をそのまま展開するより、因数分解を使うと式の見通しがよい。