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東京科学大学 2026年度
理系数学 第5問

問題

を正の整数とする。次の不等式をみたす最小の を求めよ。 ただし, は自然対数の底であり, をみたす。

出典:東京科学大学 2026年度 前期日程 理系 第5問

方針

と分解し, の積分が になることを部分積分で示す。したがって極限は である。 ではこの値が 未満であること, では を超えることを,有限区間の部分積分公式で確認する。

解答

とおく。 で連続に微分できる。 より

である。第2項の積分を部分積分すると

である。右辺は に近づく。したがって

である。

ここで とおく。部分積分により, である。また であるから,順に が成り立つ。したがって のとき,求める極限は を超えない。

次に を調べる。上の漸化式を繰り返すと である。括弧内は であり,これは より小さい。一方, より であるから である。よって であり, のとき極限は となる。以上より,求める最小の正の整数は である。