問題
次の等式が で成り立つような関数 と定数 を求めよ。
ただし, は に対して定義される連続関数とする。
出典:東京工業大学 2019年度 前期 理系 第2問
方針
積分で と置換し,絶対値の符号が で変わることを用いて,左辺に を掛けた関数 を作る。, を計算すると が得られる。右辺から の形を出し,端点 での の値と から を決める。
解答
とおくと, であり, は から まで動く。そこで
とおくと,問題の等式はと同値である。 は連続であるから,
である。さらに微分して整理するとを得る。一方,右辺を とおくと
である。したがって
よりである。
とおく。上の の式から , である。一方 より
であるから
となる。これを解いて
を得る。よってである。
最後に を求める。, とおくと,
である。また だから,よりである。以上の については,上の計算を逆にたどると が , を満たし,かつ を満たすので である。したがって求めるものは
である。