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東京工業大学 2014年度
理系数学 第5問

問題

平面上の曲線 を考え, 上の点 とする。 に対して,点 における の接線と の交点のうちで と異なる点を とする。このとき, を結ぶ線分と によって囲まれた部分の面積を とする。

(1) を求めよ。

(2) を用いて表せ。

(3) を求めよ。

出典:東京工業大学 2014年度 前期日程 理系 第5問

方針

三次関数と接線の交点では,接点が重解になることを利用する。接点の 座標を とすると,接線との差は と因数分解できるので,次の点の 座標は である。面積は接点ともう一つの交点の距離 だけで と表せるため, の漸化式から を等比的に求める。

解答

(1)

とおくと, である。点 に対応し,接線の傾きは であるから,接線はである。曲線との差は

であるので, と異なる交点は である。 では だから,

である。

(2)

一般に,接点の 座標を とすると,その接線は である。曲線との差を計算すると

である。したがって,接点と異なる交点の 座標は であり,が成り立つ。

この漸化式はと変形できる。 より だから,である。よってである。この式から も分かるので,各 は問題の条件どおり定まる。

(3)

接点の 座標を ,もう一つの交点の 座標を とし, とおく。(2)の因数分解より,曲線と接線の上下は場合により入れ替わるが,囲まれる面積は

である。ここで (2) の一般項からであるから, である。したがって

である。よって

である。