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東京工業大学 2014年度
理系数学 第2問

問題

とし,次の不等式を考える。

(1) のとき,すべての に対して上の不等式(*)が成り立つことを示せ。

(2) すべての に対して上の不等式(*)が成り立つような の範囲を求めよ。

出典:東京工業大学 2014年度 前期日程 理系 第2問

方針

(1)では の不等式を, に変形し,導関数と相加相乗平均で示す。(2)の十分性は なら であることから従う。必要性は を考え, では となるため,小さい正の で不等式が破れることを示す。

解答

(1)

であるから, の場合の不等式はと同値であり,さらに正の数 で割るとと同値である。

とおく。 であり,である。相加相乗平均より だから, である。したがって となり,すべての に対して(*)が成り立つ。

(2)

まず とする。このとき に対して であるから, である。(1)より なので,(*)が成り立つ。

次に,すべての で(*)が成り立つと仮定する。 とおくと, でなければならない。また であり,だから, である。

もし なら である。 は連続なので,十分小さい正の について となる。この範囲で ,さらに となり,(*)に反する。したがって必要条件は である。

以上より,求める範囲は である。