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東京工業大学 2013年度
理系数学 第5問

問題

を正の実数とし,円 と楕円 を考える。

(1) に内接するための の条件を求めよ。

(2) とし, に内接しているとする。このとき,第1象限における の接点の座標 を求めよ。

(3) (2)の条件のもとで, の範囲において, で囲まれた部分の面積を求めよ。

出典:東京工業大学 2013年度 前期 理系 第5問

方針

両曲線は 軸対称なので,上半分で円が楕円の内側にある条件を調べる。円の上半分は ,楕円の上半分は であるから, で二次式 が非負で,かつどこかで0になる条件を求める。(2)は が内点接触の場合に入ることを使う。(3)は右側の閉じた部分を,楕円の面積部分から円の面積部分を引いて積分で求める。

解答

(1)

の上半分は ,楕円 の上半分は で表される。円が楕円の内側にあるためにはまず が必要であり,さらに

以上であることが必要十分である。内接するためには,この範囲で となる点がある。

接点が にあるとき, はその点で重解をもつので, かつ判別式が である。したがって

である。このとき接点の 座標は であり,これが に入る条件は である。よって内点で接する場合はである。

接点が右端 にあるとき, だから である。このとき 以上となる条件を調べると, である。実際, では頂点が にあるので区間内で単調減少し,最小値は である。また では下に凸でないか一次式であり,端点 から区間内で非負である。

以上より,求める条件は

である。ただし では両式はいずれも を与える。

(2)

であるから,(1)より

である。接点の 座標は

である。楕円の式から

であり,第1象限の接点なので である。したがってである。

(3)

(2)より である。 にある2曲線で囲まれる部分は 軸について対称である。したがってその面積を とすると,

である。

まず とおくと, であるから

である。

次に とおく。 のとき なので のとき である。よって

である。したがって

である。