問題
を定数とする。 平面で,点 を通る直線 と放物線 で囲まれる図形の面積を最小にする の傾きを求めよ。またその最小面積を求めよ。
出典:東京工業大学 1992年度 前期 理系 第3問
方針
直線を傾き を用いて とおく。放物線との交点の 座標を とすると,囲まれる面積は で表せる。したがって面積を最小にすることは交点間の距離 を最小にすることに帰着し,2次方程式の判別式を で最小化する。
解答
直線 の傾きを とすると, を通るからである。放物線 との交点の 座標を とする。交点は ,すなわち の2つの実数解である。この方程式の判別式は
であるから,常に2交点をもつ。
の間では直線が放物線の上にあるので,囲まれる面積 は
である。また であるから, を最小にするには を最小にすればよい。
は のとき最小値 をとる。したがって求める傾きは である。このときであるから,最小面積は である。