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東京工業大学 1990年度
理系数学 第1問

問題

を正数とする。任意の正の整数 に対して

が成り立つための必要十分条件を求めよ。

出典:東京工業大学 1990年度 前期 理系 第1問

方針

任意の に対する等式なので,必要条件は特に を代入して得る。そこで現れる平方根の等式を平方し,コーシー・シュワルツの等号条件に相当する を導く。十分性は とおき,各 で両辺が同じ形に因数分解されることを直接確かめる。

解答

求める条件は であることを示す。

まず,条件の等式が任意の正の整数 で成り立つなら,特に として

である。両辺を展開して共通部分を消すととなる。両辺は正であるから平方してを得る。左辺は であるから,必要条件として が従う。

逆に とする。正数であるから,ある正数 を用いて と書ける。正の整数 に対し, とおくと

である。一方,右辺は

となり,左辺と一致する。したがって は十分である。

以上より,必要十分条件は である。