東京工業大学 1988年度
理系数学 第4問
- 試験区分
- 前期
- 対象
- 全類
- 分野
- 三角関数、図形と方程式、関数
- 解法
- 座標設定、三角比の利用、置換、微分による最大最小、計算整理
- 難易度
- 5 / 10 計算量 5 / 10 目安 15分
問題
xy 平面上の原点を中心とする半径 1 の円を C,点 (4,0) を中心とする半径 2 の円を D とする。動点 P は点 (1,0) を出発し円 C 上を時計と反対回りに角速度 2 で動き,動点 Q は,同時刻に点 (6,0) を出発し円 D 上を時計と反対回りに角速度 1 で動くものとする。P と Q の距離の最大値と最小値を求め,最大値と最小値を与える P,Q の座標を,それぞれ求めよ。
出典:東京工業大学 1988年度 前期 理系 第4問
方針
時刻を t として P=(cos2t,sin2t),Q=(4+2cost,2sint) と表す。距離の2乗を u=cost の2次式に整理し,−1≦u≦1 で最大最小を調べる。最大時は cost=3/8 から sint=±55/8 とし,座標を求める。
解答
時刻を t とする。角速度の条件より
P=(cos2t,sin2t),Q=(4+2cost,2sint)
である。u=cost とおくと,−1≦u≦1 であり,sin2t=1−u2 である。
距離の2乗を S とすると
S=(4+2cost−cos2t)2+(2sint−sin2t)2=(5+2u−2u2)2+4(1−u2)(1−u)2=−16u2+12u+29
である。
これは u の係数が負で上に凸の2次式であるから,最大は頂点 u=83 でとり,
S最大=−16⋅649+12⋅83+29=4125
である。よって距離の最大値は 255 である。このとき sint=±855 であるから
P=(−3223,±32355),Q=(419,±455)
である。複号は同順にとる。
最小は区間の端で調べればよい。u=1 のとき S=25,u=−1 のとき S=1 である。よって距離の最小値は 1 である。これは cost=−1,sint=0 のときであり,そのとき P=(1,0),Q=(2,0) である。